実は水分補給が必要なのは、汗をかきやすい夏場だけではありません。
冬場は空気の乾燥により体表の水分が蒸発し、また喉が乾燥して風邪をひきやすくなるため、予防のためにこまめに水分補給することが大切です。
そこで今回は、冬場の水分補給の大切さをご紹介します。
まずは押さえておこう!冬にも注意したい脱水症状
脱水症状といえば夏場をイメージしますが、危険なのは逆に冬場だといわれています。
空気が乾燥すると、皮膚や粘膜等から水分が蒸発し、気づかないうちに体内の水分が失われていきます。汗をかきにくく喉の渇きもあまり感じられないため、予想以上に脱水症状が進行していることがあります。
主な症状としては「めまい」「立ちくらみ」「唇の渇き」「尿の量が少なく、色が濃い」などがあげられます。
このような症状が出た場合は、早急に水分補給をしましょう。
冬になると風邪をひきやすい理由
脱水症状になると気道の粘膜にあるせん毛というウイルスを絡め取り、水分と一緒に外へと排出する機能が乾燥し、ウイルスが口や鼻から空気と一緒に入り込み風邪をひきいてしまいます。
くわえて、冬は体温が下がりやすい季節です。体温が1℃下がると免疫力が30%下がるといわれているのでこの点でも風邪をひきやすくなります。
風邪・ウイルス感染などの予防にも水分補給が大切
風邪をひきやすい理由のひとつである『’せん毛’の乾燥』は水分を補給することで予防できます。くわえて、水分補給は血流の改善にも有効です。
しかし「水分補給=ただ水分を摂ればよい」というわけではありません。
ポイント・1日8回こまめに飲む
人が代謝で失う体内の水分は1日約2.5L。これは冬の間も変わりません。
食事や体内代謝によって約1.3ℓは得られますが、残り1.2ℓは積極的に補い身体を潤してください。
ただし、一度にたくさん飲んでもすぐに排泄されてしまうので、150㎖の水を1日8回に分けて飲むのがおすすめです。
ご安全に