プラント配管における配管工事とは、職業解説 Vol.2【つなぎ方】

いつもお世話になっております。 

総務課 山本です。


今回は、配管に関してのブログです。

前回、配管とはつなぐ事とお伝えしましたが、今回はつなぎ方の内容です。


これが、基本形です。

仮に、中身が『A⇒B』へ流れようが『B⇒A』 へ流れても可もなく不可もありません。

こうです。



流れの効率を考えると、斜めにするのが最適!

ところが、欲をかくと『B⇒A』の場合は上りになってしまい、

流れに勢いをつけるか圧力をかけるか等の

工夫をしないといけません。非効率なつなぎ方です。


『じゃ、…これは?』と

互いにゆすり合う譲歩案をとりますが、これでも角の部分で勢いは削がれてしまいます。

とは言え、実際の場面では

周囲にある他の装置や配管等のレイアウト・整合性等により調整を求められるケースが多くて、このカタチが一番多いのが実情です。


そうです。

最適な配管のつなぎ方とは、自然な流れに沿う事なのです。

つながりに勢いをつける為、圧力をかけていては、その分に余分なコストがかかってしまいます。

なるべく自然・素直なつなぎ方、全体のレイアウトを両立できる様、考えなければならないのです。


また、前回紹介しましたが

には共通した点があります。


それは形状が、丸く円筒の形をしている点です。

では、なぜ円筒の形を、採用しているのでしょうか?

その答えは、『エネルギーの損失が、内圧と外圧に影響される』からです!!

    (悩ω悩).。o 

              (。-`ω-)ウーン  

                      ゥ──σ(´・д・`; )──ン    


むーん。

鵜呑みの知識だけでは、ダメですね。

さっぱり僕にも、お伝えできた感がありません。


…困ったな。

こう云うときは、逆の発想『消去法』で説明を試みます。


丸ばっかりであるならば、丸以外の形の場合にはどうなんだろう?

三角、四角、五角、六角…


角を増やせば、増やす程に勢いは削がれて、弱くなっていきます。

※『エネルギーの損失が、内圧と外圧に影響される』から

じゃ、もっと角を増やせば…、で理想の形が丸(円筒)となります。


なるべく素直なレイアウトの大切さと、丸の良さを改めて、痛く感じ入りました。


僕もいつかは『素直な』気持ちと『丸い』心をもつそんな存在になりたいなぁ。